問題番号 : 102G48

17歳の男子。学校検尿で2回とも尿糖陽性であったために精査を勧められて来院した。これまで口渇,多飲および体重減少は認めなかった。身長174 cm,体重96 kg。血圧118/78 mmHg。腋窩に黒色表皮腫を認める。血液生化学所見:随時血糖201 mg/dL,HbA1c 6.6%(基準4.3~5.8)。
 最も考えられるのはどれか。

正解
c
国試正答率
80%

Assessment
①17歳,学校検尿で2回とも尿糖陽性だが口渇,多飲,体重

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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