問題番号 : 102G44

23歳の女性。38℃台の発熱を主訴に来院した。1か月前から感冒様症状とともに発熱が持続している。四肢に紫斑を認める。眼瞼結膜に貧血を認める。血液所見:赤血球175万,Hb 5.6 g/dL,網赤血球5%,白血球1,500,血小板4万。血液生化学所見:総蛋白7.0 g/dL,ハプトグロビン≦10 mg/dL(基準19~170),クレアチニン0.9 mg/dL,AST 30 IU/L,ALT 40 IU/L,LDH 500 IU/L(基準176~353)。免疫学所見:抗核抗体360倍(基準20以下),抗DNA抗体56 IU/mL(基準10以下),直接Coombs試験陽性,間接Coombs試験陽性,抗血小板抗体陽性,CH 50<10 IU/mL(基準30~40)。
 この貧血のアレルギー反応の型(Gell & Coombs分類)はどれか。

正解
b
国試正答率
80%

Assessment
①23歳の女性 ⇒ 若い女性に多い疾患を示唆する
②発熱

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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