問題番号 : 102F26

本問は,102F26~27の連問の一部です。

 19歳の女性。5日前からの嘔気と嘔吐とを主訴に来院した。
現病歴:症状は早朝と空腹時とに悪化する傾向がある。下痢や腹痛はない。
既往歴・生活歴:特記すべきことはない。最終月経は35日前から5日間。
現 症:意識は清明。身長162cm,体重58kg。体温36.8℃。脈拍72/分,整。血圧102/68 mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知せず,圧痛や抵抗を認めない。
検査所見:血液所見と血液生化学所見とに異常を認めない。
 次に行う検査はどれか。

正解
a
国試正答率
98%

Assessment
①19歳の女性,②5日前から嘔気と嘔吐,③症状は早朝と空

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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