問題番号 : 102E56

50歳の男性。意識が低下し,突然全身けいれん発作が起きたため搬入された。3日前から頭痛,嘔吐および発熱があった。意識レベルはJCS 200。体温38.5℃。眼底検査でうっ血乳頭を認め,左眼で眼球の外側への偏位,散瞳および対光反射の消失を認める。項部硬直があり,Kernig徴候が陽性。痛覚刺激で右顔面と右上下肢との動きが乏しく,深部腱反射は右上下肢で亢進している。
 最初に行う検査はどれか。

正解
b
国試正答率
96%

Assessment
①50歳の男性で意識低下
②全身けいれん
③3日前から発

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る