問題番号 : 102D36

52歳の男性。右季肋部痛を主訴に来院した。昨夜,夕食後に右季肋部痛が出現し,今朝まで持続している。体温36.5℃。眼球結膜に黄染を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。右季肋部に圧痛を認める。白血球11,000。血液生化学所見:総ビリルビン1.6mg/dL,AST 58IU/L,ALT 45IU/L,ALP 580IU/L(基準260以下),γ-GTP 102 IU/L(基準8~50)。CRP 3.4mg/dL。腹部超音波検査で異常を認めたため行った内視鏡的逆行性胆管膵管造影写真〈ERCP〉を別に示す。
 治療として最も適切なのはどれか。

正解
d
国試正答率
84%

画像診断
上画像参照。

 ERCPでは拡張した総胆管を認め,比較的大きな総胆

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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