問題番号 : 102D35

58歳の男性。肝腫瘤の精査のため来院した。3年前に上行結腸癌で結腸右半切除術を受けた。腹部超音波検査で肝に孤立性腫瘤が初めて検出された。血液所見:赤血球385万,Hb 11.5g/dL,白血球4,200,血小板18万。血液生化学所見:総蛋白7.0g/dL,アルブミン4.6g/dL,ZTT 9.8(基準4.0~14.5),総ビリルビン0.9mg/dL,AST 20IU/L,ALT 28 IU/L,ALP 350IU/L(基準260以下),γ-GTP 48IU/L(基準8~50)。免疫学所見:HBs抗原陰性,HCV抗体陰性,AFP 8ng/mL(基準20以下),CEA 22ng/mL(基準5以下)。胸腹部CTで肝左葉に径6cmの腫瘤性病変を1個認めるが,肺を含めその他の臓器には異常を認めない。
 対応として適切なのはどれか。

正解
e
国試正答率
99%

Assessment
①3年前に上行結腸癌で結腸右半切除術 ⇒ 再発の可能性

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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