問題番号 : 102D33

18歳の男子。下痢と粘血便とを主訴に来院した。3か月前から下痢と左下腹部痛とを認めた。7日前から5~6行/日の粘血便を認めた。海外渡航歴はない。身長168cm,体重52 kg。体温37.8℃。脈拍84/分,整。血圧118/62mmHg。眼瞼結膜に貧血を認める。腹部全体に圧痛を認める。筋性防御を認めない。大腸内視鏡写真(直腸)を別に示す。
 考えられるのはどれか。

正解
e
国試正答率
96%

画像診断
上画像参照。

 粘膜はやや浮腫状で混濁し,地図状の発赤斑が散在して

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る