問題番号 : 102C25

65歳の女性。自宅で測った血圧が高いことを主訴に来院した。毎年の健康診査を欠かさず,自宅での血圧測定も常に正常であったが,昨日の朝は144/72mmHgであった。収縮期血圧が140mmHgを超えることは初めてで,心配になり受診した。脈拍64/分,整。血圧128/70mmHg。心音に異常を認めない。腹部血管雑音は認めない。下肢に浮腫はない。尿蛋白は認めない。心電図に異常はない。胸部エックス線写真は正常である。
 対応として最も適切なのはどれか。

正解
d
国試正答率
93%

Assessment
 1回だけ収縮期血圧が140 mmHgを超えた,というだ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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