本問は,正解した受験者については採点対象に含め,不正解の受験者については採点対象から除外された。
28歳の女性。hMG-hCG療法による体外受精・胚移植施行後7日目に,著明な腹部膨満と腹痛とを主訴に来院した。身長160cm,体重56kg。体温36.6℃。脈拍88/分,整。血圧90/48mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部超音波検査で大量の腹水貯留と長径10 cmに達する両側卵巣腫瘤とを認める。尿所見:蛋白(-),糖(-)。尿量:10 mL/時。血液所見:赤血球590万,Hb 16.9g/dL,Ht 55%,白血球13,000,血小板34万。血液生化学所見:総蛋白5.1g/dL,アルブミン2.7g/dL,尿素窒素23.0mg/dL,クレアチニン1.3mg/dL,Na 139mEq/L,K 4.8mEq/L,Cl 109mEq/L。
対応として適切なのはどれか。