問題番号 : 102B44

10か月の男児。健康診査のため来院した。在胎39週2日,頭位正常分娩で出生した。身長47.5cm,体重2,800g,Apgarスコア8点(1分)であった。つかまり立ちはするが,這い這いはしない。離乳食は2回で,お粥を子ども茶碗1杯と副食とを食べる。他に母乳を4回飲んでいる。2か月前から人見知りが始まり,両親以外の人が近づくと激しく泣く。毎日夜泣きをする。身長68.2cm,体重8.0kg。顔色は良好。胸部と腹部とに異常を認めない。医師の顔を見て泣く。成長曲線を別に示す。
 親への説明で正しいのはどれか。

正解
c
国試正答率
75%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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