問題番号 : 102A31

2歳の女児。右下腿痛のため母親に連れられて救急外来を受診した。3時間前に階段から落ち,様子を見ていたが痛がるため連れてきたと言う。意識は清明。身長81cm,体重9.0kg。医師と目を合わせず,診察中かなり痛そうにするが,こらえて声を出さない。両下腿の皮膚に数か所,小さな丸い褐色の瘢痕がある。右下腿には腫脹があるが,足部の循環と運動とは良好である。右下肢のエックス線単純写真で大腿骨と脛骨とにらせん骨折があり,大腿骨には仮骨がみられる。胸部エックス線写真で癒合した肋骨骨折を認める。当直医は右下肢にシーネを当てて骨折部を保護した。
 対応として適切なのはどれか。

正解
d
国試正答率
100%

Assessment
①身長81cm,体重9.0kg ⇒ 2歳の女児にしてはや

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る