問題番号 : 102A30

13歳の男子。頭痛を主訴に来院した。1か月前からしばしば頭痛が出現し,登校できないこともあった。頭痛は,頭全体が締めつけられるような痛みであるが,1時間程度で軽減した。痛みの出現する時期は不定であり,前兆はなかった。発熱は認めないが,嘔気を伴うことがあった。1か月間,症状には変化がなかった。血液所見:赤血球510万,白血球3,800,血小板17万。CRP 0.2mg/dL。頭部単純CTに異常を認めない。
 初回診察時の対応として適切でないのはどれか。

正解
e
国試正答率
99%

Assessment
①1か月前から頭痛出現
②頭全体が締めつけられるような痛

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る