問題番号 : 101H35

出生直後の新生児。胎児心拍数陣痛図で胎児心拍数90/分となり,在胎35週,緊急帝王切開で出生した。出生時体重2,100g,1分後の心拍数80/分,啼泣は弱く,浅い呼吸である。四肢は少し曲げているが,刺激に対して反応せず,全身蒼白である。
Apgarスコアは何点か。

正解
b
国試正答率
90%

Assessment
Apgarスコアで心拍100/分以上が2点ということは確

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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