問題番号 : 101H21

53歳の女性。健康診査で脂質異常症を指摘されて来院した。喫煙習慣と飲酒習慣とはない。父が脳卒中で死亡している。身長160cm,体重67kg,腹囲86cm。脈拍76/分,整。血圧142/90mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。尿所見:タンパク(-),糖(-)。血清生化学所見:空腹時血糖128mg/dL,総コレステロール246mg/dL,LDL-コレステロール159mg/dL(基準60~140),HDL-コレステロール54mg/dL,トリグリセリド156mg/dL。心電図では上室性期外収縮が散発している。
対応として適切なのはどれか。2つ選べ

正解
a, e
国試正答率
90%

Assessment
健診結果をもとに生活指導,高血圧症・脂質異常症・糖尿病の

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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