問題番号 : 101H18

生後0日の新生児。在胎39週3日,仮死なく出生した。身長43cm,体重2,010g。頭囲28cm,胸囲30cm。外表奇形は認めない。体幹と四肢とに点状出血斑を認める。眼底に異常は認めない。血液所見:赤血球600万,Hb 19.0g/dL,白血球11,000,血小板7.3万。血清生化学所見:IgG 1,900mg/dL(基準960~1,560),IgA 5mg/dL(基準0~10),IgM 65mg/dL(基準0~20),AST 135U/L,ALT 120U/L,LDH 1,200U/L(基準270~480)。頭部単純CTを示す。
最も考えられるのはどれか。

正解
d
国試正答率
30%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る