問題番号 : 101G52

17歳の男子。全身倦怠感を主訴に来院した。身長168cm,体重54kg。体温36.8℃。脈拍72/分,整。血圧110/70mmHg。眼球結膜に黄染を認めない。腹部は平坦,軟で,右肋骨弓下に肝を4cm触知する。脾は触知しない。血液所見:赤血球380万,Hb 11.2g/dL,白血球5,600,血小板18万。血清生化学所見:AST 120U/L,ALT 265U/L,LDH 420U/L(基準176~353),Cu 30μg/dL(基準68~128),セルロプラスミン5.1mg/dL(基準21~37)。免疫学所見:CRP 0.1mg/dL,HBs抗原陰性,HCV抗体陰性。尿中Cu排泄量500μg/日(基準100以下)。
治療薬はどれか。

正解
a
国試正答率
90%

Assessment
・17歳の男子
・主訴:全身倦怠感
・現症:肝を右肋骨弓

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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