53歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。6か月前の健康診断で白血球増加を指摘されたが放置していた。1か月前から倦怠感を感じるようになり,上腹部違和感も出現した。意識は清明。体温36.5℃。脈拍84/分,整。血圧136/76mmHg。表在リンパ節の腫大はない。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。左上腹部は軽度膨隆し,左肋骨弓下に脾を6cm触知する。血液所見:赤血球380万,Hb 10.8g/dL,Ht 33%,白血球56,000,血小板47万。血清生化学所見:総タンパク7.2g/dL,アルブミン4.0g/dL,尿素窒素16mg/dL,クレアチニン1.0mg/dL,尿酸8.6mg/dL,総コレステロール156mg/dL,総ビリルビン1.0mg/dL,AST 48U/L,ALT 32U/L,LDH 380U/L(基準176~353),Na 140mEq/L,K 4.8mEq/L。CRP 0.8mg/dL。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。
診断に有用な検査はどれか。2つ選べ。