問題番号 : 101G2

37歳の2回経産婦。妊娠28週4日。少量の出血と規則的な腹部緊満感とを主訴に来院した。外子宮口は閉鎖しているが,少量の出血を認める。経腟超音波検査では,内子宮口の漏斗状開大を認め,子宮頸管長は24mmである。胎児心拍数陣痛図で子宮の収縮は当初15分に1回程度であったが,徐々にその間隔は短縮しつつある。胎児は週数相当の発育を示しており,特別な異常を認めない。尿所見:タンパク(-),糖(-)。血液所見:赤血球401万,Hb 12.0g/dL,Ht 36%,白血球16,400,血小板25万。CRP 6.9mg/dL。子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼ4.4μg/mL(基準1.6以下)。
対応として適切なのはどれか。2つ選べ

正解
a, d
国試正答率
90%

Assessment
妊娠28週で少量の出血,規則的な腹部緊満感があり,内子宮

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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