問題番号 : 101D29

臨床実習中の学生と看護師長との会話を以下に示す。1枚の書類を見ながら話し合っている。
学生 「この書類はどんな目的で使うのですか」
看護師長「初めて見ましたか。患者さんが自分の医療行為を確認できるようになっているのです」
学生 「確認できるとどうなるのですか」
看護師長「次にどんなことが行われるか分かっていると安心でしょう」
学生 「そうか。安心感以外に役に立つことがありますか」
看護師長「点滴などの取り違えが起こりそうな時に,自分は今日は点滴の予定がないと分かっていたら防げる可能性が高いでしょう」
学生 「なるほど。医療安全ですか」
看護師長「それと,医療の質が保証されます。根拠に基づいた医療が心がけられ,病院の医療行為が標準化されますから」
学生 「では,在院日数の短縮にもつながりますか」
看護師長「もちろんそうです」
医療関係の書類を示す。
話題になっているのはどれか。

正解
b
国試正答率
100%

Assessment
会話の中で述べられているのは,クリニカルパスについてであ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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