問題番号 : 101D23

74歳の男性。術中の血圧を測定するため,橈骨動脈に留置針を挿入する予定である。その可否をみるために次の手順で検査を行った。
① 母指を中にして手を強く握らせる。
② 橈骨動脈と尺骨動脈とを用手的に圧迫する。
③ 圧迫をしたまま手を開かせて色調が蒼白になっていることを確認する。
④ 橈骨動脈の圧迫を解除する。
⑤ 手の色調が速やかに赤色に戻ることを確認する。
手順で誤っているのはどれか。

正解
d
国試正答率
75%

Assessment
橈骨動脈穿刺の際の,Allenテストを理解しているかを問

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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