問題番号 : 101D14

40歳の女性。夜間当直に電話をかけてきた。当直医(A医師)と患者との会話を以下に示す。
医師 「当直医のAです。どうしましたか」
患者 「眼が痛いのです」
医師 「もう少し詳しく話してもらえますか」
患者 「目薬と間違えて,他の薬を目にさしてしまいました」
医師 「何の薬ですか」
患者 「液状の水虫薬です」
医師 「どれくらい前ですか」
患者 「さしたばかりです」
医師 「痛みはどんな感じですか」
患者 「しみるように痛みます」
医師 「病院まではどれくらいで来られますか」
患者 「夫の運転する車で30分で着きます」
指示として適切なのはどれか。

正解
c
国試正答率
100%

Assessment
①液状の水虫薬を誤点眼
角膜,結膜での炎症が考えられる。

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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