問題番号 : 101D12

45歳の男性。出勤中に起きた激しいめまいと吐き気とを主訴に来院した。1年前に転勤となり,通勤に1時間半かかるようになった。慣れない仕事でしかも上司との関係が悪く,出勤を負担に感じるようになった。半年前からは,なかなか寝つけず,朝も早く目が覚めてしまうようになり,倦怠感が強く出勤がつらくなってきた。職場では,午前中は特に,頭が重く感じられ仕事の能率が上がらないために,夜遅くまで職場に残って仕事をしなければならなくなっていた。1か月前からは,食欲がなくなり,何をしても楽しいと感じられなくなった。
この患者で最も注意すべき症状はどれか。

正解
d
国試正答率
100%

Assessment
①睡眠障害では早朝覚醒に注目したい
②仕事の能率が悪い抑

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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