問題番号 : 101D9

73歳の男性。歩行障害のため搬入された。半年前に大腸癌と胸椎への転移とを指摘され,大腸の手術を受けた。最近は背部痛があるが,鎮痛薬を服用して元気にしていた。2週前から両側下肢に力が入らず,今朝から歩行できなくなった。
身体診察で注意するのはどれか。

正解
c
国試正答率
60%

選択肢考察
両下肢の脱力を訴えており,その原因は大腸癌の胸椎転移が疑われる。し

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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