問題番号 : 101D3

46歳の女性。「頭の右側が痛い」という訴えで来院した。医師と患者との会話を以下に示す。
医師 「どんな感じがするのか,詳しく教えていただけますか」
患者 「どんな感じかと言われても,なかなかお伝えしにくいです」
医師 「では,以前に経験した頭痛とは,どのように違うか教えてください」
患者 「そうですね。今回の痛みは,以前に経験した頭痛とは違います。そうとしか言いようがありません。とにかく痛くて,夜も眠れません」
医師 「眠れないほどひどい頭痛なんですね」
患者 「そうです。ひどい痛みです。でも,これは頭痛なんでしょうか。実は,別の病院でCTも受けたのですが,心配ないと言われました。皆さんは,普通の頭痛だと言いますが,私は,自分でこの痛みが頭痛かどうか,わからなくなってきました。ズキズキするとか,締め付けられるようだとかいった痛みとは違うのです…」
これに続く対応として適切なのはどれか。

正解
d
国試正答率
96%

Assessment
ここまでの情報ではどのような頭痛なのか全くわからない。こ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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