問題番号 : 101A44

65歳の男性。筋力低下を主訴に来院した。1年前から上肢の筋がやせて筋力が低下してきた。5か月前から歩行に際して疲労が目立つようになり,階段を上るのが困難となった。2か月前から言語が不明瞭になった。意識は清明。身長170cm,体重53kg。呼吸数26/分,整。舌の萎縮を認める。四肢の筋萎縮と中等度の筋力低下とを認める。上下肢ともに深部腱反射は亢進し,Babinski徴候は両側で陽性。感覚は正常。排尿障害はない。
この疾患で病変がみられるのはどれか。2つ選べ

正解
c, d
国試正答率
90%

Assessment
①上位ニューロン(錐体路)の障害:深部腱反射亢進,Bab

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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