問題番号 : 101A35

9歳の男児。今朝からの眼瞼浮腫と血尿とを主訴に来院した。2週前に扁桃炎で治療を受けた。体温36.5℃。脈拍96/分,整。血圧180/102mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。脛骨前面を指で圧迫すると圧痕が残る。尿所見:タンパク2+,糖(-),沈渣に赤血球多数/1視野,白血球4~6/1視野,赤血球円柱3~5/1視野を認める。血清生化学所見:総タンパク6.4g/dL,アルブミン3.8g/dL,尿素窒素44mg/dL,クレアチニン2.3mg/dL,総コレステロール160mg/dL。免疫学所見:ASO 128単位(基準250以下),CH50 12U/mL(基準25~35)。
治療薬として適切なのはどれか。

正解
b
国試正答率
90%

Assessment
扁桃炎の2週間後に浮腫,高血圧が出現し,尿検査では血尿と

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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