32歳の女性。発作性の頭痛と動悸とを主訴に来院した。1年前の健康診断で高血圧を指摘されたため,毎朝,血圧測定をしている。通常120/80mmHg前後であるが,症状出現時には収縮期血圧が200mmHgのこともある。意識は清明。身長155cm,体重46kg。脈拍76/分,整。血圧138/74mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。尿所見:タンパク(-),糖(-)。血液所見:赤血球410万,Hb 14.0g/dL,白血球7,800。血清生化学所見:尿素窒素18mg/dL,クレアチニン0.9mg/dL,TSH 3.2μU/mL(基準0.2~4.0),アルドステロン6ng/dL(基準5~10),血漿レニン活性2.0ng/mL/時間(基準1.2~2.5),アドレナリン120pg/mL(基準100以下),ノルアドレナリン1,200pg/mL(基準100~450)。尿中VMA 9mg/日(基準1.3~5.1)。
検査として適切でないのはどれか。