問題番号 : 101A5
18歳の男子。1年前から昼夜逆転の生活となり,心配した母親に伴われ来院した。高校2年生までは友人も多く,クラブ活動にも積極的に参加していた。1年前から徐々に口数が減り,最近はほとんど話をしなくなった。隣人が見張っていると言いだし,部屋のカーテンを一日中閉めたままにしていたり,隣人の悪口を言ったりするようになった。意識は清明。身長175cm,体重56kg。表情は硬く,質問に対してもほとんど返答しない。適切な治療薬はどれか。
診断:統合失調症(緊張型)選択肢考察:自閉,昏
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。