問題番号 : 101A1

22歳の初妊婦。産褥5日。妊娠40週4日に遅発一過性徐脈が出現したため緊急帝王切開分娩となった。産褥3日から夕方にのみ37℃ を超える微熱が2日続いている。乳房全体は腫脹し,やや発赤しているが痛みは弱い。子宮底は恥骨上縁から3cm上にあり,硬く圧痛を認めない。悪露は褐色であり,悪臭を認めない。血液所見:赤血球390万,Hb 12.0g/dL,Ht 37%,白血球6,600,血小板24万。CRP 0.1mg/dL。
対応として適切でないのはどれか。

正解
d
国試正答率
90%

Assessment
妊娠中から初乳の分泌は始まっているが,3~4日から成乳が

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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