問題番号 : 100I17

19歳の女性。口渇と倦怠感とを主訴に来院した。1年前の健康診断では異常を指摘されなかった。2週前に咽頭痛があり,39℃ の発熱が2日続いた。1週前から口渇と倦怠感とが出現している。身長162cm,体重50kg。体温36.0℃。脈拍84/分,整。血圧108/74mmHg。甲状腺の腫大は認めない。尿所見:タンパク(-),糖3+,ケトン体3+。血清生化学所見:空腹時血糖394mg/dL,HbA1c 7.6%(基準4.6~6.2),総タンパク6.8g/dL,クレアチニン0.8mg/dL,総コレステロール184mg/dL。
治療方針決定に有用な検査はどれか。2つ選べ

正解
c, d
国試正答率
90%

Assessment
・19歳の女性
・2週前に感冒症状
・1週前から口渇と倦

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る