35歳の男性。事業所においてエックス線発生装置使用中に誤操作で全身被曝して3時間後に来院した。被曝線量は1.8Gy程度と推定された。悪心,嘔吐などの自覚症状はない。眼瞼結膜,瞳孔,口腔粘膜および皮膚に異常はみられない。尿所見:タンパク(-),糖(-)。血液所見:赤血球450万,Hb 14.6g/dL,白血球6,000,血小板25万。血清生化学所見:総タンパク7.2g/dL,タンパク分画(Alb 68%,α1–グロブリン3%,α2–グロブリン6%,β–グロブリン8%,γ–グロブリン15%),総ビリルビン0.9mg/dL,AST 20U/L,ALT 25U/L,LDH 200U/L(基準176~353)。
今後,この患者のエックス線被曝による早期障害を評価するために有用な検査はどれか。2つ選べ。