問題番号 : 100I2

生後20日の新生児。甲状腺機能異常を指摘され来院した。在胎41週,出生体重3,320g,Apgarスコア9点(1分)。母親は生来健康である。生後5日の新生児マススクリーニングで異常を指摘され,生後12日に産科で再検査を受けた。TSH 12.0μU/mL(基準0.2~4.0),FT4 1.5ng/dL(基準0.8~2.2)であったため小児科を紹介された。臍ヘルニアは認めず,便秘もない。四肢の運動は活発である。
まず行うのはどれか。

正解
a
国試正答率
60%

Assessment
難問である。新生児マススクリーニングで異常を指摘された場

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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