問題番号 : 100H34

16歳の女子。複視と歩行時のふらつきとを主訴に来院した。2週前に咽頭痛,全身倦怠感および微熱を生じたが数日で軽快した。昨日,起床時に物が二重に見えることと歩行時のふらつきとを自覚し,徐々に症状が増悪してきた。水平方向の眼球運動制限を認め,左方視で複視が出現する。四肢で筋力は正常であるが,腱反射が消失している。血液検査では異常を認めない。脳脊髄液検査では細胞数は正常,タンパクは軽度の上昇を認める。
適切な治療はどれか。2つ選べ

正解
b, d
国試正答率
60%

Assessment
先行感染の後に四肢の末梢神経障害(腱反射消失)と髄液検査

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る