問題番号 : 100H25

60歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。30年前から高血圧を指摘されていたが放置していた。6か月前から疲れやすくなり,1か月前から全身倦怠感が出現した。身長167cm,体重62kg。脈拍80/分,整。血圧182/96mmHg。胸部に異常はなく,下腿に浮腫を認めない。尿所見:タンパク1+,糖(-),潜血(-),沈渣に異常を認めない。血清生化学所見:空腹時血糖90mg/dL,HbA1c 5.4%(基準4.6~6.2),アルブミン3.0g/dL,尿素窒素36mg/dL,クレアチニン2.8mg/dL,総コレステロール200mg/dL,トリグリセリド98mg/dL,Na 145mEq/L,K 4.0mEq/L。
摂取を制限するのはどれか。2つ選べ

正解
b, d
国試正答率
90%

Assessment
30年前から高血圧を放置し,腎機能低下をきたしている。6

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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