問題番号 : 100H7
45歳の男性。両眼の眼痛を主訴に夜間救急外来を受診した。昼間,建設現場でリベット(鋲打ち)作業をしていた。すぐ隣で鉄骨の溶接組み立てと塗装とが同時に行われていた。帰宅後,両眼の流涙,充血および眼痛が出現し,水道水で洗眼したが増悪し開瞼できなくなった。両眼ともに毛様充血があり,細隙灯顕微鏡検査で点状のフルオレセイン染色所見が角膜全体にみられる。原因として考えられるのはどれか。
診断:電気性眼炎が考えられる。選択肢考察:
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。