問題番号 : 100F44

46歳の男性。手足のしびれと脱力とを主訴に来院した。32歳ころから両足趾にピリピリ感があり,便秘と下痢とを繰り返すようになった。39歳の時に湯たんぽで両足に熱傷を負ったが,熱さや痛みをほとんど感じず,このころから勃起障害を認めている。40歳ころから徐々に両下肢に力が入りにくく歩行が困難となり,手指の筋萎縮と感覚障害も進行している。最近は立つと失神することが多くなり,手足には暑い日でも汗をかかない。母親と兄とに同様の症状を認める。
正しいのはどれか。2つ選べ

正解
b, d
国試正答率
60%

Assessment
①自律神経障害:便秘,下痢,勃起障害,起立性低血圧,発汗

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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