問題番号 : 100F38

5歳の男児。半年前から鼻出血を繰り返すため来院した。他部位に出血傾向は認めない。体温36.6℃。脈拍88/分,整。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常はない。心雑音はなく,呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦で,肝・脾を触れない。血液所見:赤血球380万,Hb 10.4g/dL,白血球8,000,血小板15万,出血時間10分(基準7分以下),プロトロンビン時間12秒(基準10~14),APTT 56.4秒(基準対照32.2),血小板粘着能に軽度の低下がみられる。
止血療法に最も適しているのはどれか。

正解
e
国試正答率
90%

Assessment
鼻出血を繰り返し,血小板数が正常にもかかわらず出血時間は

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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