問題番号 : 100D22

72歳の女性。屋内で尻もちをついた直後から腰部に激しい痛みを生じ,歩行困難となり搬入された。身長151 cm,体重55 kg。体温36.8℃。腰部に強い叩打痛を認める。血液所見:赤血球390万,白血球5,400。血清生化学所見:AST 25 IU/L,ALT 28 IU/L,ALP 280 IU/L(基準260以下),Ca 9.1 mg/dL,P 3.1 mg/dL。CRP 0.4 mg/dL。腰椎エックス線単純写真側面像を示す。
最も考えられるのはどれか。

正解
b
国試正答率
89%

画像診断
上画像参照。
画像を上に示す。
椎体の骨梁の減少,椎体の圧迫骨折の所

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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