問題番号 : 100D11

32歳の男性。腹痛を主訴に来院した。2か月前から時々腹痛を起こしていた。1週前から朝,腹痛で目覚めることが多くなり,1日に数回の腹痛と便意とを生じるようになった。排便すると腹痛は軽快する。便通は1日に3,4行,泥状である。便に血液の付着はない。2週前,同僚と暴飲暴食をしたことがあった。体温36.4℃。脈拍72/分,整。血圧132/80 mmHg。腹部の聴診で腸雑音が亢進し,下腹部に圧痛を認める。筋性防御を認めない。血液所見:赤血球420万,Hb 14.2 g/dL,白血球5,600。
最も考えられるのはどれか。

正解
d
国試正答率
95%

Assessment
腹痛をきたす疾患を鑑別しなければならないが,十二指腸潰瘍

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る