72歳の女性。昨日から38℃ の発熱があり,呼吸困難を主訴に来院した。高血圧のため,降圧薬を服用中である。意識は清明。身長155cm,体重48kg。体温37.5℃。呼吸数32/分。脈拍100/分,整。血圧120/80mmHg。胸部聴診上,右背部にcoarse cracklesを聴取する。血液所見:Hb 13.0g/dL,白血球9,000。血清生化学所見:血糖125mg/dL,Na 135mEq/L,K 4.0mEq/L,Cl 98mEq/L。CRP 11.0mg/dL。動脈血ガス分析(自発呼吸,room air):pH 7.48,PaO2 76Torr,PaCO2 32Torr,HCO3- 20mEq/L。胸部エックス線写真で右下肺野に浸潤影を認める。
この患者の入院適応の判断で最も重要なのはどれか。