問題番号 : 100A55

56歳の男性。起床時に意識混濁を起こして救急車で搬入された。数年前から起床時あるいは空腹時に意識消失発作を起こすことがあり,糖分を摂取すると軽快していた。この間に体重が10kg増加した。身長160cm,体重75kg。脈拍108/分,整。血圧174/90mmHg。血清生化学所見:空腹時血糖36mg/dL,空腹時血中インスリン72μU/mL(基準4~12)。免疫学所見:抗インスリン抗体7% 以下(基準7以下)。
最も可能性の高いのはどれか。

正解
c
国試正答率
90%

Assessment
・56歳の男性
・起床時の意識混濁
・数年前から起床時あ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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