問題番号 : 100A43

61歳の女性。3か月前から乳房緊満感を認め,1か月前から少量の性器出血が持続するため来院した。閉経51歳。腟分泌物は白色,中等量で,子宮腟部に異常を認めない。子宮はやや大きく,左付属器部に手拳大の軟らかい腫瘤を触知する。子宮頸部細胞診クラスⅠ,子宮内膜細胞診陰性。血液所見に異常を認めない。血清生化学所見:FSH 15mIU/mL(基準 閉経後30以上),エストラジオール84pg/mL(基準 閉経後20以下)。免疫学所見:CEA 1.5ng/mL(基準5以下),CA19-9 14U/mL(基準37以下),CA125 38U/mL(基準35以下)。経腟超音波検査で左付属器腫瘤は大部分充実性で内部に大小の囊胞を多数認める。骨盤部単純MRIのT1強調像(A)とT2強調像(B)とを示す。
最も考えられるのはどれか。

正解
c
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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