問題番号 : 100A26

36歳の男性。心窩部痛を主訴に来院した。10年前から十二指腸潰瘍の再発を繰り返している。夜遅くまで残業することが多く,食事も不規則になることが多い。喫煙60本/日を15年間。2週前から会社の決算期にあたり毎晩遅くまで仕事をしていたところ,心窩部痛が強くなった。血液所見:赤血球454万,Hb 13.4g/dL,白血球7800。血清生化学所見:尿素窒素14mg/dL,クレアチニン1.1mg/dL。13C尿素呼気試験陰性。
対応として適切なのはどれか。2つ選べ

正解
a, c
国試正答率
97%

Assessment
十二指腸潰瘍の再発を繰り返している。胃潰瘍に比べてストレ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る