問題番号 : 100A7

31歳の女性。全身の紅斑と水疱とを主訴に来院した。1週前からの感冒症状のため近医でスルピリンを投与された。しかし,熱はさらに高くなり,昨日から顔面,上肢および軀幹に紅斑と水疱とが出現し,急速に拡大してきた。体温39.5℃。眼瞼,口唇,口腔粘膜,外陰部および肛門部がびらん化し,一部に痂皮を付着する。全身皮膚のびまん性紅斑と広範囲の水疱および表皮剝離を認める。軀幹の写真を別に示す。
正しいのはどれか。

正解
b
国試正答率
90%

画像診断
上画像参照。

選択肢考察
服用後の紅

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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