問題番号 : 18403984
57歳の女性。手のふるえを主訴に来院した。給食の調理師をしているが,最近包丁を握りにくくなったと自覚している。3年前から手がふるえるようになったが,2日前に夫から「動きがにぶくなっている」と言われた。常用薬はなく,便秘はみられない。歩きにくさはあまり感じていないが,手のふるえは安静時が多いという。手のふるえは両手に及んでいる。筋固縮がみられ,軽度の姿勢反射障害を認めた。MIBG心筋シンチグラフィでMIBGの心筋への集積が低下していた。この疾患の原因病態はどれか。
診断:Parkinson病[1]選択肢考察
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。