問題番号 : 18403900

24歳の女性。1週間以上続く発熱と関節痛を主訴に来院した。体温は朝37℃台であるが,夕方以降39℃を超える。肘と膝関節に発赤と疼痛を認める。体幹と四肢に薄紅色の皮疹がみられる。肝を3cm触知した。血液所見:赤血球420万,Hb 14.0g/dL,Ht 40%,白血球12,000,血小板25万。血液生化学所見:総ビリルビン0.8mg/dL,AST 22IU/L,ALT 16IU/L,フェリチン2,600ng/mL(基準3~140)。リウマトイド因子陰性,抗核抗体陰性。皮疹の写真を示す。
 最も考えられるのはどれか。

正解
f
正答率
60%


Assessment
発熱,関節痛,白血球増多から全身性炎症性疾患が考えられ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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