問題番号 : 18403810

30歳の女性。嚥下困難を主訴に来院した。8か月前から食事のときにつかえる感じが出現し,つかえ感は固形物より冷たい液体物で増悪する。食事内容物が口腔内へ逆流するが,血液の混入はなく,酸味もない。食道造影写真で下部食道の狭窄を認める。血液所見:赤沈12mm/時間,赤血球数380万,白血球数4,200,血小板数18万。
 考えられるのはどれか。

正解
j
正答率
60%

Assessment
嚥下困難が主訴であるため,咽頭・食道・胃の狭窄をきたす器

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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