問題番号 : 18400500

25歳の男性。交通事故による胸部打撲で救急搬送された。容態は一時的に安定したものの来院後3時間で死亡した。警察へ異状死の届出がなされ,その後,解剖の結果,外傷性の大動脈解離であることが分かった。
 この患者の死亡診断書(死体検案書)の空欄①~②に記入する内容の組合せとして適切なのはどれか。

正解
a
正答率
90%


選択肢考察
○A ①外傷性大動脈解離  ②胸部打撲
 胸部打撲

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る