問題番号 : 18304474
43歳の女性。10年前から寒いと手指が冷たくなり,しびれる感じがしていたが,放置していた。関節の腫脹を認める。手のサーモグラフィでは指先の温度低下を認める。以前にも似た症状があった。全身倦怠感,嚥下困難,関節の痛みもあるという。抗Jo-1抗体陽性。血液所見:赤血球400万,白血球5,000,血小板20万。眼瞼にヘリオトロープ疹とGottron(ゴットロン)徴候を認める。 この患者の検査所見として最も考えられるのはどれか。
診断:皮膚筋炎[1]選択肢考察
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。