問題番号 : 18304344

 7歳の男児。3日前から尿が赤く,今朝,眼瞼が腫れていることに気づいた母親に連れられて来院した。軽い頭痛と悪心を訴えている。体温36.5℃。身長128cm,体重29kg。体重は,この1週で2kg増加している。血圧150/94mmHg。下痢や排尿時痛はない。2週前に,かぜをひいたという。意識は清明。眼瞼と下肢に著明な浮腫を認める。尿所見:蛋白(2+),潜血(3+),沈渣に多数の変形赤血球と赤血球円柱を認める。血清生化学所見:総蛋白6.2g/dL,アルブミン3.5g/dL,Cr 1.2mg/dL,総コレステロール150mg/dL。免疫学所見:ASO 1,200IU/mL(基準250以下),CH50 12U/mL(基準30~40),C3 9mg/dL(基準52~112)。
 この疾患の腎組織像として最も特徴的なのはどれか。

正解
e
正答率
71%


診断:急性糸球体腎炎

[1]
選択肢考察<

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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